Radiohead のニューアルバムは、通常の CD でも?


普段ここで書いていることと、ちょっと毛色が違うような、違わないような。

「ニューアルバム “In Rainbows” の価格は『自分で決めて』」で(たぶん)音楽業界の話題をさらっている Radiohead ですが、まだどのレコード会社から出るかは決定していないものの、来年の初めには、通常版 CD でのリリースも予定されているみたいです。

a standard ” In Rainbows ” CD?Through tHe brOken Mirror / whiteboard

昨日、Radioheadのニューアルバム” In Rainbows ” がダウンロード、またはディスクボックスでの発売が発表されましたが、billboard.bizによると、来年早々通常版CDでの発売の予定もあるとバンドのスポークスマンより報告があったとされています。 (thanks Lucy!)

僕はいちおう Radiohead ファンのつもりですが、豪華 Box セットか、さっぱりとしたダウンロード(こちらの価格を購入者が決められる)、どっちかしかないんかい?…と、ちょっと悩んでいた(ダメ?)ので、これは朗報です。

いずれにせよ、楽曲は早く聴いてみたいので、早速 inrainbows.com で、ダウンロードの予約をしてきました。価格は、決して真似する必要はありませんが、「日本の iTunes の、10 曲入りアルバムと同じ」にしてみました。で、もし本当に通常版 CD が出たら、それも買おうと思います。ともかく、一週間後が楽しみだ!

ところで、これは本当に「レコード会社が果たしている役割って何なんだ?」と考えさせられる、面白い実験になると思います。その結果は、レコード会社を経ずに「販売」されるこのアルバムの売り上げと、レコード会社を経ずに作られたこのアルバムの、楽曲のクオリティー(それが僕に判断できるかは別として)を通して、これから徐々に分かってくるんだろうな、と思います。

これからこうした「レコード会社に頼らないアーティスト」がもし、増えてきたとして(まあ「価格は自分で決めて」は Radiohead 級のアーティストにしか無理としても)、こうしたアーティストが集まるポータルサイト、というのもいいかもしれませんが(これはそれっぽいのが既にあるか)、今回のように「もうどこにも頼りたくない」というアーティスト達のために、音楽ダウンロードと通常の CD 販売を扱うサイトを簡単に構築できるようなソフトやサービスが出てくるといいかもしれませんね。今回も、完全にオリジナルサイト上での購入になるので、ちょっと「大丈夫かいな」と思った(笑)

逆に将来、前述のようなソフトやサービスが出て来ず、各アーティストごとに独自のダウンロードサイトが乱立したら、消費者には受け入れにくくなるかもしれません。iTunes のような巨大な音楽ダウンロードサービスには、「いろいろなアーティストの楽曲を、ワンストップで購入できる、簡単さ、安心感」というメリットもありますよね。


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