ちょっと前に書こうとして、結局書いていなかったのですが、Mac 向けブログエディタとしてはもうひとつ(もう片方に関しては こちら )、忘れてはいけない MarsEdit も、実はメジャーアップデートを控えていて、以前から開発中の画面が いく つ か、開発者さんのブログ にアップされていました。
今日また、スクリーンショットとともに(「早く新バージョンを届けたい!」という興奮にあふれた 笑)新しい記事 がアップされており、それによると「これが最後のティーザーになる」つまり、新バージョンの登場はかなり近そうです(コメント欄では「 Leopard の前に出るよ」とも言っています)。
新機能をまとめてみると、
- Flickr アカウントとの連携(キーボードから手を離さずに、写真へのリンクを記事に挿入できる)
- カテゴリーの追加、スラッグの設定に対応(つまり、WordPress API の一部に対応)
- 強力なテキストマクロ(記事を HTML で書く方には重要でしょう)
- モダンなルック&フィール(ツールバーアイコンもリニューアル)
- メニュー項目の配置や、コンテキストメニューの設定といった、細かい部分の改善
となっています。
これで、Mac 向けのブログエディタを代表する、ecto と MarsEdit の今後の方向性が、だいたい見えてきたわけです。
双方とも、スラッグの設定、及びカテゴリーの追加に対応してくれたこと(残念ながら、これらの恩恵を受けるのは、WordPress ユーザーが中心になると思いますが。少なくとも Movable Type ユーザーにとっては意味なし。)は、そのスラッグを設定したいがためにブログエディタ Kaku を作り始めた者、あるいは、ブログに関するあらゆる操作をブログエディタから行いたいと願っている者としては、非常に嬉しく思います。
これで Kaku の存在意義がひとつ減ってしまいましたが、まだいくつか残っています(※ただし バージョン1.2 公開以後):
- Movable Type の「出力ファイル名」を設定できる唯一のブログエディタ
- WordPress のページ編集機能に対応した、Mac 向けで唯一のブログエディタ
- フリー(これは別にいいか)
ここでもたまに書かせていただいている通り、僕が作るソフトの存在意義というのは、無くしてもらうためにある(=これができるのが当然であってほしい、あるいは、もっと優秀な人の手でエレガントに実現されてほしい)ので、ぜひこれらの存在意義も無くしてほしいものです(そう言う意味で Windows Live Writer は 天 才 )。