【Kaku 開発】ほぼ完成。でも…


以前 Kaku のスペックとして、「Panther 対応」を 掲げて いましたが、そこだけは守れそうにありません。申し訳ないです。

「Panther 対応」を掲げた理由は、以前公開させていただいた「 l2i 」が、どうも(恐らくOS が)Panther (であることが原因)で動作しない、という ご報告(記事後半) を受け、「Tiger 専用である必要のないソフトが Tiger でしか使えないのはイカンなあ」と思い直した(当たり前ですが)からです。

そして、ソフトに広い互換性を持たせる方法として、ビルド設定を調整すればよい、というところまでは分かってきたのですが、ビルドし直そうとしたときにエラーが出まくって、とても難しい、といったことを以前書いたと思います。

しかし、それは非常に単純な勘違いであることに最近気付きました。仕組みをよくわかっていないためよく間違えるのですが、「プロジェクト設定とターゲットの設定は別」ということをすっかり忘れていて、プロジェクト設定だけをいじっていたのです。

そして、ターゲットの設定もきちんとしてビルドを実行すると、すんなりビルドが完了します。それを Panther 上で起動すると、やはり起動してもすぐ終了してしまうのですが、コンソールのエラーメッセージを読むと、Cocoa Binding で Panther では用意されていないパラメータにバインドしているために、エラーが発生しているケースがほとんど(これまでに公開した他のソフトも)ということがわかりました。これで(バインディングが使えないとちょっとツラいですが)、Kaku どころか、これまでに公開した他のソフトの互換性も確保できそうな気がしてきました。

…しかし、Kaku にはひとつ落とし穴があって、Cocoa Binding やらなんやらの前に、ツールバーを使ってしまっているのです。AppleScript Studio でツールバーを使えるのは、Tiger に搭載されている バージョン 1.4 以降 。たいして便利なツールバーを作れるわけでもないのに Tiger からしか使えない、というのはなんともアホらしいですが、これが AppleScript Studio の仕様です。

なんとなく、ツールバーの部分を Cocoa/Objective-C で書き直せばいけそうな気がしますが、それにもちょっと勉強が必要なので、今回は早く公開することを優先したいと思います。すみません。汗


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